マネックス証券の口コミ・評判は?アンケート調査で分かった人気の理由

マネックス証券は、口座開設数190万口座を突破している大手のネット証券会社です。

ferciという投資のSNSを運営していたり、米国の金融商品を豊富に取り扱うなど、独自のサービスを展開して成長しています。

このページでは、マネックス証券の口座を開設している人にインターネットでアンケート調査を行い、その結果からわかったマネックス証券が人気の理由や、マネックス証券の悪い点の口コミを紹介します。

目次

マネックス証券の口コミ・評判に関するアンケート調査

クラウドワークスのマネックス証券の口座開設に関するアンケート
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調査運営お金のくふう編集部
調査方法WEBアンケート
調査媒体クラウドワークス
調査目的マネックス証券の口コミ・評判調査
調査実施期間2021年5月25日〜2021年5月31日
調査対象者マネックス証券の口座開設をしている方
有効回答数100名

マネックス証券を選んだ理由

初めに、回答者がマネックス証券を選んだ理由について調査をしました。得られた回答(一部)は以下の通りです。

私がマネックス証券を選んだのは友人からネット証券を選ぶならここが良いと教えてもらったからです。

米国ETFなどの米国株式投資に強い点がいいなと思いました。米国ETFを米国市場でか買うことにより、為替リスクを自分である程度コントロールできるので。

米国株の取引数が1番多くて、また積立NISAの取引の際の手数料が0円というのが本当に魅力的だなと思ったから。

取り扱っている金融商品が他の証券会社と比較するとかなり多いので、私はこちらの証券会社を選択しました。

マネックス証券を開設した理由は、NISA口座の取引手数料が優遇されている点にとても魅力を感じたからです。もともと非課税枠が設けられているNISAですが、さらに手数料でも優遇されているのならマネックス証券が一番良いと思い選びました。

海外投資商品の種類が多くて米国株の取り扱いが豊富なのがすごいと思います。他にも貸株サービスがあったり、色々な注文方法があるのがいいと思います。

知り合いがこの会社を選んでいました。FXをやっていて、短時間でかなりのお金を手に入れていて、すごいと思ったから。

ネット証券会社の中では、米国株の取り扱いが一番多いところやその取扱手数料が低いところが魅力だったので、口座開設をしようと思いました。

アメリカの株で一山当てた友人がおり、その友人に勧められたのがきっかけです。
口座開設までのスピードも早かったのも選んだ点の一つです。

マネックス証券を選んだ理由で多かったのは、友人・知人がマネックス証券を利用していたからというリアルな口コミから口座を開設した人が多かったです。SBI証券や楽天証券はインターネットで調べた口コミでの開設が多いですが、老舗のマネックスや松井証券は昔から利用している人におすすめされて口座を開設している人が多いことから、満足度が高いということがわかります。また、米国株への投資に興味がある人は、米国株の取り扱いが多く手数料も安いマネックス証券を選んでいました。

マネックス証券の良い口コミ・評判

次にマネックス証券のメリットや利用していて便利に感じるところを自由に回答してもらいました。

他のネット証券会社よりも多くの銘柄の米国株、特に中小型の銘柄までを割安な手数料で取引でき、申し込んだ株の数量に関係なく新規公開株(IPO)の抽選権利が平等に与えられていますので、資金力の小さい個人投資家にとっても平等な条件で参加できることです。

米国ETFに強い点です。米国ETFの買付け手数料が無料、為替手数料も無料であり、キャッシュバックキャンペーンあるのが良いポイントだと思います。

ferciというアプリで一株から購入できて取引手数料もとても安いです。少額取引が可能だということはこれから株式投資を始めようとする初心者が経験を積む際にとても利用しやすい証券会社に感じます。ツールの操作性もとてもよく視認性が高く注文もしやすいです。

金融商品が豊富で、特にアメリカ関係の金融商品は他の証券会社の追随を許さないところが良いと思います。

メリットは、NISA口座(一般NISA・つみたてNISA両方)の取引手数料が優遇されている点です。投資信託の購入手数料無料、さらに一般NISAなら国内株の売買手数料無料など、かなりコスト面で優遇されています。
また、使いやすく、分析・管理がしやすい資産管理ツールが利用できる点もメリットとして挙げられます。

取引画面がシンプルで見やすく扱いやすいです。また取引手数料が安く取扱い金融商品が多いことも魅力で、NISAに関しては売買手数料が掛からないことも嬉しいです。

口座開設していれば、無料で参加できるセミナーや無料で読めるコラムがたくさんあるところが、マネックス証券の良い点だと思います。

アメリカ株の取り扱いが多く、他の証券会社では取り扱いない企業の株も購入できるので、これから大企業になるかもと夢を買うような視点で証券取引が出来るところ。

マネックス証券の良い点で一番回答が多かったのは「米国株の取り扱いが多いく手数料も安い」という点でした。マネックス証券は米国ETFなどの米国の金融商品の取り扱いが多く、手数料も安いので米国株に投資をしたいという方におすすめのネット証券と言えます。また、ferciという投資型SNSを運営しており、1株から投資できるため初心者で少額で株式投資を始めたいという方に人気があります。

マネックス証券の悪い口コミ・評判

アンケートの最後にマネックス証券のデメリットや不便なところを回答してもらいました。

アプリがすごく使いづらいです。よくエラーになります。なのでほとんどパソコンしか使わないようにしています。

海外株の場合と比較して国内株の取引手数料が他の国内大手証券会社よりやや高めの水準に設定されていますので、国内株だけの取引をする利用者には不向きであることと、米国株と中国株以外の海外株の取り扱いがないことです。

マネックス証券の悪い点は日本株の手数料が少し高い点です。
デイトレで何度も取引するので手数料がバカになりません。

日本の会社が発行している金融商品だけだと、手数料がかなり高いので、それだけだとあまりメリットはありません。

デメリットは、一般NISAは国内株の手数料が無料ですが、普通口座・特定口座だと同業他社の取引手数料より割高だという点です。例えば、約定金額が50万円超100万円以下の場合、楽天証券だと「535円」ですが、マネックス証券だと「1,100円」と倍以上の差があります。そのためNISA口座以外の取引はコストを考えると、他の証券会社に軍配が上がるかもしれません。

国内株式手数料がすごく高いと思います。日本株だけだとメリットがあまりないと思います。米国株と中国株以外の外国株式を取り扱っていなのも悪い点です。

日本株の取引手数料が高く日本株の取引きに関しては魅力が薄いです。また外国株の選択肢が米国と中国だけなのも少々残念です。

日本の株取引の手数料が他の証券会社に比べて高いので、日本の株式だけで取引する場合は全くと言って良いほどメリットが無い点。

IPOの抽選方法が、完全平等だというとこにも惹かれ、口座開設しましたが、何回申し込んでも全く当たらないので、本当に完全に平等かどうかというところが怪しいと思えるので、そこが悪い点だと思います。

米国株における専門講座があるくらい詳しいですが、初心者向けの説明が不足しており、リスク回避のテクニックを知らなければ、投資への恐怖感がぬぐえない点がデメリットだと言えます。

こここの唯一のデメリットは手数料が少し高いと感じたというのがありました。
ネット証券は手数料が安いイメージがあったのでそこは残念でした。

マネックス証券の悪い点で一番回答が多かったのは、「国内株式の手数料が高すぎる」という回答でした。ネット証券の中では手数料が割高なので、短期間で何度も売買を繰り返す投資手法を考えている方にはマネックスはあまりおすすめできません。1銘柄購入して長期で保有する場合は、手数料負担はそこまで気にならないのでマネックスでも問題は無いでしょう。それ以外では、IPOが少なく応募しても全然当選しない、米国株は強いがその他の海外株が弱い、アプリのエラーが多いなどがありました。

マネックス証券の公式サイトはこちら

マネックス証券が人気の理由

アンケートでマネックス証券の良い点や悪い点が分かりました。それらをもとに、マネックス証券が人気の理由を解説します。

米国株の取り扱いが多く手数料も安い

米国株の取り扱い

マネックス証券は米国株の手数料が安く、最低0円で購入することができます。

上限は最大20米ドル(税込22米ドル)なので、大きく購入したい場合でも手数料負担が少ないのが魅力です。

約定代金手数料
1万円(100米ドル)49.5円(0.495米ドル)
10万円(1,000米ドル)495円(4.95米ドル)
50万円(5,000米ドル)2,200円(22米ドル)
為替レート1ドル=100円で換算した場合の金額

米国株の取引をする場合、株式の取引手数料以外にも、為替取引の手数料(スプレッド)が発生します。

  • 買い付け時 : 0銭
  • 売却時 : 25銭

米国株式の他社手数料比較

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証券会社最低手数料取引手数料手数料上限
マネックス証券0ドル約定代金の0.495%22ドル
SBI証券0ドル約定代金の0.495%22ドル
楽天証券0ドル約定代金の0.495%22ドル

米国株の手数料は、米国株を扱っているマネックス証券、SBI証券、楽天証券でどこも差はありませんでした。

手数料は価格競争になっているのでどこかが下げれば合わせて下げるというケースが多く、上記3社で米国株を購入すると上限でも22米ドルしかかからないので、日本株よりも取引手数料が安く購入することもできます。

米国株式の取扱数

証券会社米国株取扱数
マネックス証券4,102銘柄
SBI証券3,972銘柄
楽天証券3,642銘柄

米国株式の取扱数はマネックス証券が最も多いです。

国内の上場会社数が2021年6月現在で3,768社なので、国内株式よりも取扱数が多く、銘柄を分析するのは大変ですがそれだけ上昇株を見つけられる可能性が広がります。

マネックス証券なら、「銘柄スカウター米国株」というツールを使って米国の個別株も詳細に分析することができ、米国株投資をメインにしている人に支持されています。

投資型SNS「ferci」で1株から取引できる

ferciのトップページ

ferciは、マネックス証券が運営している投資型SNSという新しいサービスで、投資家が登録して日々銘柄の考察や口コミを投稿してくれるアプリです。

銘柄を投稿に設定することで、その銘柄のチャートを同時に投稿することができます。

さらにユニークなのは、銘柄が設定された投稿は、その投稿から銘柄を購入できるようになっていて、気になった銘柄をすぐに購入することができます。

ferciのマネックス証券のページ

上記写真はマネックス証券のチャートですが、このように銘柄のチャートと、1年で何%上がっているかを一目で確認することができます。

下の投稿が、SNS機能で、銘柄を設定して銘柄についての考察などを投稿してくれている人がいるので、銘柄選びの参考にすることができます。

ferciで株を購入するには、マネックス証券の口座を開設している必要があり、アプリと証券口座を連動させることで、証券口座に入金して、株を購入できるようになります。

また、ferciは最低1株から投資することができ、少額で投資を始めてみたいという初心者の方に向いているアプリです。

一株数百円から取引ができるので、リスクが少なく株の取引を経験することができるので投資デビューしたいという方はまずはferciで少額から投資してみましょう。

NISAの手数料が安くてお得

マネックス証券のNISAは、手数料が安くてお得に株や投資信託を購入することができます。

  • 国内株式の売買手数料0円
  • 投資信託の申し込み手数料が全て0円(ノーロード)
  • 米国株式・中国株式の国内取引手数料が0円

と、NISAで購入できる商品はほとんど手数料がかからないので、通常よりもお得に購入することができます。

さらに、2020年9月にNISAのリニューアルがあり、マネックスの総合証券口座からそのままNISA取引ができるようになったため、NISA口座に資金を振り替えする手間が省けるようになりました。

マネックストレーダーや、マーケットライダープレミアムなど、総合証券口座で使えるツールを使ってNISA口座での取引が可能になっているので、NISA口座での売買がスムーズに行えるのも大きなメリットと言えます。

NISAで購入できる商品数も豊富で、投信の取り扱い数は1,000本を超えているので、選べる投信の選択肢が多いのも特徴です。

マネックスポイントでさらにお得に

手数料が無料になったり、総合証券口座からNISA口座の取引ができるなど、マネックスのNISAは使い勝手がとても良いです。

さらにマネックスでNISA口座を開設して投資信託を購入すると、「マネックスポイント」が貯まるというメリットがあります。

貯まったマネックスポイントは、Amazonギフト券や、dポイント、ANAやJALのマイルなど、様々なものに交換することができます。また日本赤十字社に寄付することもできるので、社会貢献にも繋がります。

暗号資産の取引ができる

ビットコイン

マネックス証券は、仮想通貨の取引所であるコインチェックを子会社化し、暗号資産の売買ができるようになっています。

マネックスビットコイン(暗号資産CFD)は、暗号資産CFD口座を開設したのち、「MONEX TRADER CRYPTO」というアプリを使って暗号資産の売買ができるようになります。

マネックスビットコインの手数料は無料で、24時間365日いつでも取引ができるようになっています。

さらに空売りやレバレッジ取引にも対応しているので、資産を大きく増やせる可能性がある反面、大きく資産を減らしてしまうリスクもあるためレバレッジの活用には注意が必要です。

取り扱い銘柄

  • ビットコイン(BTC)
  • ビットコインキャッシュ(BCH)
  • イーサリアム(ETH)
  • リップル(XRP)

ワン株で単元未満株を購入できる

マネックス証券が提供している単元未満株購入サービス「ワン株」は、通常なら100株からしか購入できない株式を1株単位で購入することができます。

国内株式で人気の銘柄は、株価が5万円を超えているものもあり、100株から購入となると最低でも500万円の資金が必要なので、買いたくても手が届かないということがよくあります。

マネックス証券のワン株を利用することで、それらの株式を1株単位で購入することができるので、大きな資金がなくても、人気の銘柄を保有することができる嬉しいサービスで、ferciを同じく小資金から株式投資を始めたい投資初心者の方に人気です。

購入にかかる手数料は、買い付け時は無料、売却時は約定代金の0.55%(税込)なので、長期保有目的で買い付けすれば、手数料の負担も発生しません。

毎月同じ銘柄をワン株でコツコツ買い続けることで、分散投資にもなりリスクヘッジすることができるだけでなく、100株を保有すれば、株主優待や配当金も受け取ることができるのも魅力です。

ワン株の注文は成行注文のみ

ワン株で株を注文する場合は、指値注文はできずに成行注文のみとなります。注文時間は当日の午前11時半までで、約定価格は原則、後場の始値で約定します。

注文時間を超えた発注は翌営業日扱いになるので、翌日の相場が大きく動いた場合は不利な価格で約定する可能性があるので注意が必要です。

ワン株を発注する場合は、あらかじめ買値を決めておいて、当日の11時半までで決めた価格の近くで推移している時に注文を出すようにしましょう。

単元株をワン株として売却することはできない

マネックス証券で単元株を保有していて、ワン株として一部だけ売却することはできません。

単元株は単元株のみで売買することができます。

また、ワン株を利用して購入を続けて、100株に達すると、その日の夜間にその保有銘柄は単元株に振替えされます。

単元株に振り替えられた株式はワン株として売却できないので注意しましょう。(単元株として売却することができるようになります。)

その他のマネックス証券の便利な機能

口コミ以外にも、マネックス証券には便利な機能やサービスが多数あります。

使いこなせると投資の際に有利になるので、詳しく紹介します。

株式・先物の売買ができるアプリ「マネックストレーダー」

マネックストレーダーのメニュー画面

スマホの取引する場合は、「マネックストレーダー」というアプリで株の売買ができます。

日本の主要指標や世界の為替をリアルタイムで確認でき、銘柄の分析から発注までをこのアプリ一つでスムーズに行うことができます。

主要指標

主要指標の画面

日経平均やTOPIXなどの国内主要指標の他にも、マザーズ指数や日経先物の指標をリアルタイムで確認することができます。

主要指標の確認は、当日の相場が上昇傾向なのか下落傾向なのか、大きな流れを確認することができるので、売買のタイミングを決める上で役に立ちます。

外国為替

世界の為替の画面

ドル/円やユーロ/円以外にも、様々な国の為替をリアルタイムで確認することができます。

為替というとFXをイメージしますが、為替が株価に影響される業種もあるので、それらの銘柄の購入を検討している場合や、すでに保有している場合は、為替もチェックするように心がけましょう。

ランキング

国内株式のランキング画面

当日の株価上昇率や下落率、出来高や売買代金のランキングを確認することができます。

長期保有目的で投資をする方はあまり見ることがないかもしれませんが、当日の値動きで差益を狙うデイトレーダーの方は必ずチェックした方がいい指標です。

また、大きくギャップダウンした銘柄のリバウンドを狙う際も株価下落率を見ていると候補銘柄が見つかるのでオススメです。

四季報情報

四季報情報

株式投資をする上で欠かせないのが四季報情報ですが、マネックストレーダーでも個別銘柄の四季報情報をアプリで観ることができます。

業績から財務状況まで全てわかるので、企業の成長性を考察する際に活用できます。

気配

気配値

気配=板のことで、どの価格でいくら買い指値、売り指値が入っているかがわかります。

注文件数などを見れるフル板機能はスマートフォンでは使えませんが、気配を見ることで、買いたい人が多いのか、売りたい人が多いのかがわかるので、買うタイミングを決める際に見るようにしましょう。

2way注文

2way注文画面

通常の注文方法以外に、2way注文という機能があります。

2way注文画面に切り替えると、現在の買い気配、売り気配が表示され、タップすることでその価格で注文を出すことができるので、スマートフォンでも素早く取引。

指値・成行など注文方法を変えることもできるので、とにかく早く買いたい場合は成行で、価格が動いた場合は買いたくないなら指値で注文を入れましょう。

掘り下げた銘柄の分析に使える「銘柄スカウター」

銘柄スカウター

銘柄スカウターは、マネックス証券にWEBサイトにログインして、ブラウザから起動して利用することができるツールです。

四季報情報のような企業分析に加え、業績推移や今期の進捗状況などがグラフ化されていて、一目で企業の業績の変化がわかります。

全体の業績に加え、企業の事業セグメント毎の売り上げの変化や、売り上げの海外比率など、詳細な数字を見ることもできるので、企業の経営の変化にいち早く気づくこともできます。

さらに、銘柄スカウターは、国内株式だけでなく、「銘柄スカウター米国株」「銘柄スカウター中国株」もあるので、米国株や中国株などの海外株式の分析も可能です。

チャートフォリオ

チャートフォリオ

チャートフォリオはチャートの形で銘柄を絞り込んで検索できるツールです。

  • 勢いよく上昇している株を探したい場合
  • 下落している株の反転を狙いたい場合
  • 底打ちしてこれから上がりそうな株を探したい場合

など、チャートの動きを軸に、条件に合った銘柄を探すことが簡単にでき、期間や上場市場を指定することでより絞り込むこともできます。

チャートフォリオもブラウザで起動する形となっていて、スマートフォンのアプリでは使うことができないのでその点ではチャート形状検索ができるSBI証券のアプリと比べると少し不便です。

マネックス証券の欠点

ここまでマネックス証券良いところや便利な機能について紹介してきましたが、アンケートでは悪いところとして挙げられている項目もありました。

ここでは、口コミ・評判で分かったマネックス証券の欠点を紹介します。

国内株式の手数料が高い

手数料が高い

マネックス証券の一番のデメリットは、国内株式の手数料が高いことです。

下記の比較表をご覧いただくとわかるのですが、主要ネット証券の中では一番手数料が高いので、国内株式をデイトレードなどで頻繁に売買する場合は向いていません。

また手数料を少しでも安く抑えたいという方もマネックス証券だと手数料負担は大きいのでやめておいたほうがいいでしょう。

現物株式を長期で保有するのであまり手数料は気にしないという方であればそこまで気にならないかもしれません。

ネット証券の手数料比較表

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証券会社50万円以下50〜100万円100〜200万円200〜300万円300万円超
マネックス証券100〜495円成行:1,100円、指値:1,650円成行:約定金額の0.1%、指値:約定金額の0.15%成行:約定金額の0.1%、指値:約定金額の0.15%成行:約定金額の0.1%、指値:約定金額の0.15%
SBI証券55〜275円535円640円〜1,013円1,013円1,013円〜1,070円
楽天証券55〜275円535円640円〜1,013円1,013円1,013円〜1,070円
松井証券0円1,100円2,200円3,300円3,300円〜
auカブコム証券99〜275円〜1,089円〜2,079円〜3,069円〜4,079円

主要ネット証券の手数料を比較した時、100万円以下の売買を行う場合で計算するとマネックス証券が一番高くなることがわかります。

マネックス証券の特徴として、指値と成行で手数料が違うのですが、指値で購入すると100万円の株を買った場合に1,650円かかるので、最安値の楽天証券やSBI証券と比べると3倍以上手数料が高いのがわかります。

それ以上の価格になっても、約定金額の0.1%〜0.15%なので、例えば300万円の株を購入した場合は、成行だと3,000円、指値だと4,500円になるのでいずれの場合も一番手数料がかかります。

また、野村証券や大和証券などの対面証券とインターネット取引時の手数料と比較してみると、少し手数料は安めです。

大手総合証券の手数料

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証券会社50万円以下50〜100万円100〜200万円200〜300万円300万円超
野村証券524円〜1,048円〜2,095円〜3,143円5,238円〜
大和証券4,741円4,741〜9,482円9,482〜24,002円24,002〜38,522円〜38,522円〜
みずほ証券約定代金×0.34650%約定代金×0.26400%+825円約定代金×0.26400%+825円約定代金×0.26400%+825円約定代金×0.26400%+825円

IPOが当選しにくい

2021年IPO銘柄

マネックス証券はIPOが当たらないという口コミが多く見られました。

確かに、マネックス証券は2020年のIPOの主幹事件数が0件と、主幹事としての取り扱いはありません。

ですが、IPOの取扱自体は50件あり、全く扱っていないわけではなく、取扱数だけで見れば多い方です。

さらに、マネックス証券のIPOは完全平等抽選なので、証券口座での取引実績は関係なく誰でも当選する可能性はあります。

IPOは公開時よりも株価が上昇することが多く、利益が出る可能性が高いことから投資家の間で非常に人気が高く、どの証券会社でもどうしても当選確率は低くなってしまいます。

IPOに当選したいのであれば、諦めずに毎回抽選に応募するしかありません。

マネックス証券の新規公開株(IPO)/公募・売出株式(PO)の抽選においては、コンピューターで無作為に抽選を行っています。この過程はシステム化されており、人間の恣意が途中で関与することはありません。

引用元 : マネックス証券

海外株式の取り扱い種類が少ない

米国株式の取扱銘柄数は多いですが、海外株の取扱国数は他のネット証券と比較しても少なめです。

米国株の他には中国株しか取り扱いがなく、アセアンなどの東南アジア地域に投資ができないところも悪い点として挙がっていました。

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証券会社取扱国
マネックス証券米国、中国
楽天証券米国、中国、インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシア
SBI証券米国、中国、ベトナム、ロシア、韓国、インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシア
松井証券取扱なし
auカブコム証券取扱なし

松井証券、auカブコム証券は外国株の取り扱いはありませんが、楽天証券、SBI証券は、米国・中国の他にもインドネシアやマレーシアなどの新興国にも投資をすることができます。

米国株は世界で一番市場も大きく成長株が多いので魅力的ですが、新興国はこれからまだまだ経済成長していくので、それに伴って株価が伸びていく企業も多いことが予想されます。

投資機会の損失を防ぐために、アセアン地域などの新興国の株に興味がある方は、楽天証券やSBI証券の口座も開設しておいたほうが良いでしょう。

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