【2023年版】NISA口座のおすすめランキング!つみたてNISAの人気銘柄も紹介

資産運用で今注目されているNISA。

NISAとは「少額投資非課税制度」のことで、証券会社や銀行でNISA口座を開設して、その口座で資産運用を行うことで、一定の金額まで利益が非課税で投資ができる制度のことです。

今の日本では、銀行に貯金をしていても、金利が0.001%程度しかなく、定期預金にしてもほとんど利息を受け取ることができません。

さらに「老後2,000万円問題」など、将来のお金の不安を感じる人が多くなる中で、資産運用でお金を増やそうという人が増えてきています。

そこで注目されているのが、非課税という税制優遇を受けながら投資ができるNISAで、毎年口座開設数が増えています。
NISA口座数の推移
出典 : 日本証券業協会

一方で、NISAは投資信託や株式を購入して資産運用を行うため、知識なく始めてしまうと、大きな損失を出してしまう可能性もあります。

NISA口座を今から開設しようと考えている方向けに、メリットやデメリット、一般NISAとつみたてNISAの違いをわかりやすく紹介します。

目次

NISAのメリットとデメリット

NISAの書籍

毎年一定の金額までは利益が全て非課税となるNISAは、資産形成をする上でとてもメリットが多い制度です。

ですが、メリットしか無い訳ではなく、知っておかなければいけないデメリットもいくつかあります。

ここでは、NISAのメリットだけではなく、デメリットについても詳しく紹介していきます。

NISAのメリット

①インカムゲイン・キャピタルゲイン・株主優待が受け取れる

NISA口座を利用して株式や投資信託を購入すると、一般口座や特定口座と同じように、インカムゲイン(配当金)を受け取ることができ、購入した投資信託や株式が値上がりすると、キャピタルゲイン(売却益)も得ることができます。

また、現物株式を購入した場合は、その企業が株主優待を実施していると株主優待を受け取ることができます。

配当金・株主優待を受け取るためには、「権利確定日」までにその企業の株式を保有している必要があり、権利確定日の2.3営業日前に現物株式で購入しておくことで受け取ることができます。

権利確定日は企業ごとに異なるので、興味がある企業があれば、権利確定日を調べて購入してみましょう。

②非課税枠を利用することで資産運用で得た利益が非課税になる

NISA口座を開設すると、一般NISAなら年間120万円、つみたてNISAなら年間40万円までの非課税枠が設けられています。

この金額内で運用して出た利益は全て非課税となるので、税金で引かれることなく効率よく資産形成ができるようになっています。

非課税期間は、一般NISAは5年間、つみたてNISAは20年間に設定されています。

③少額からスタートできる

一般NISAの非課税枠の上限は120万円、つみたてNISAの非課税枠の上限は40万円となっていますが、上限まで入金して運用する必要はありません。

般的な投資信託は最低1万円から、安いものであれば100円から始められる投資信託もあるので、無理して上限金額まで投資しなくても、自分のペースで余裕資金で投資することができます。

④いつでも売却して現金化できる

定期預金や保険商品、iDeCoなどは、運用を始めると一定期間解約することができず、運用しているお金を現金化することができません。

ですが、NISAの場合は、いつでも売却して現金化することができるので、急な出費でお金が必要になった時でも、売却してお金を引き出すことができるので、他の資産運用に比べて柔軟性が高いです。

⑤自分のペースで投資ができる

つみたてNISAで毎月積立投資する場合でももし積立が厳しくなってきたら、証券会社の管理画面で、積立金額を変更することができます。

休止しても今まで積み立てた資金は運用は継続して行われ、また再開することもできるので、無理なく積立することができます。

NISAのデメリット

①株式市場の暴落が起きた時などに損失がでる可能性がある

NISAは投資信託や株式を購入して運用するため、相場の変動で元本割れして損失が出ることがあります。

NISA口座で購入できる投資信託はたくさんあり、商品によって狙えるリターンとリスクが異なります。

「アクティブ型」と呼ばれる、利益追求型の投資信託は、うまくいった時に大きく利益が出ることがありますが、相場の暴落で大きな損失がでる可能性もあります。

「インデックス型」の投資信託は、リスク分散したポートフォリオを組んだ、安全な運用をしている商品で、大きなリターンは狙いにくいですが、損失がでる可能性も「アクティブ型」と比べると低く、積立に向いています。

選択する商品で損失のリスクを抑えるように気をつけて選ぶようにしましょう。

②損失が出た時に損益通算や損失の繰越控除ができない

NISA口座は、他の口座との損益通算ができません。

損益通算とは、例えば口座Aで50万円利益が出ていて、口座Bでは50万円の損失が出ていた場合、損益通算をすると利益は0円になるので、税金は発生しません。

ですが、NISA口座で50万円の損失が出て、他の口座で利益が50万円出ていた場合、NISA口座は利益が出た時は非課税ですが、損益通算はできないので、他口座の50万円の利益についてはそのまま課税されてしまいます。

NISA口座以外でも投資している場合は、NISA口座で損失が出た場合に損益通算できないというデメリットがあります。

また、通常の口座だと、損失が出た場合、翌年に損失を繰越て利益と相殺できる「損失の繰越控除」という制度があるのですが、NISA口座の場合は損失の繰越控除も利用できません。

利益が出た場合は非課税の優遇を受けることができますが、損失が出た時は損益通算も損失の繰越控除も受けることができないということは覚えておきましょう。

③非課税枠を使わなくても翌年に繰越すことができない

NISA口座の非課税枠は、毎年使い切る必要はありませんが、使わなかった枠は翌年に繰越すことはできません。

そのため、つみたてNISAであれば、年間40万円で最大20年間の非課税枠を利用した場合は、非課税枠の合計は800万円となりますが、非課税枠を使いきれなかった年があれば、それだけ非課税枠は少なくなってしまうという点に注意しましょう。

④一般NISAとつみたてNISAの併用ができない

NISAには一般NISAとつみたてNISAの2種類ありますが、二つの制度を併用することはできません。

一般NISAは年間120万円まで非課税枠がありますが、5年間しか利用できないのに対して、つみたてNISAなら40万円の非課税枠が20年間利用できるので、最大800万円まで非課税枠を活用できるので、つみたてNISAを選んだ方がお得です。

⑤非課税期間終了後に出た利益には課税される

NISAは非課税期間終了後、資産は課税口座に移され、その後出た利益に関しては課税対象となります。

ただ、所定の手続きをすることで課税期間終了後でも「ロールオーバー」という制度を利用して再度非課税で運用することができます。

NISAは2024年から新NISAへ移行するため、新NISAへロールオーバーすることで新たに非課税で運用することができます。

一般NISAとつみたてNISAの違い

NISAには、一般NISAとつみたてNISAの2種類があり、証券口座の総合口座と同時にNISA口座を開設します。

一般NISAとつみたてNISAの主な違いは、

  • 年間の非課税枠
  • 非課税期間
  • 選べる商品

などがあります。

一般NISAは年間の非課税枠の上限は120万円と多いですが、非課税期間は短めです。

一方、つみたてNISAは、年間の非課税枠の上限は40万円ですが、非課税期間が20年と長く、長期投資に向いています。

購入できる商品も違い、一般NISAの場合は、上場株式、投資信託、ETF、REITなど、幅広い商品から自由に組み合わせることができ、つみたてNISAの場合は、金融庁の基準を満たした投資信託、ETFのみ購入可能です。

一般NISAの方が、自由に選べる分、高いリターンを得ることもできますが、損失がでるリスクも高くなる可能性があり、つみたてNISAでは、リスクの高い商品は購入することができないので、ローリスク・ローリターンで安定的な運用が可能です。

 一般NISAつみたてNISA
非課税枠年間120万円年間40万円
非課税期間5年間20年間
商品上場株式・投資信託・ETF・REIT金融庁の基準を満たした投資信託・ETF

一般NISAが向いている人は、

  • 年間120万円投資する余裕のある人
  • 自分で考えて上場株式など自由に投資をしたい人
  • 損をしてもいいから高いリターンを狙いたい人

つみたてNISAが向いている人は、

  • 長期積立をして資産を形成したい人
  • リスクは抑えて安全に資産運用したい人
  • 運用は自分で調べて選ぶのではなくプロに任せたい人

自分にとってどちらで運用するのが合っているかNISAで運用を始める前にきちんと考えるようにしましょう。

一般NISAとつみたてNISAは併用することができません。そのためNISA口座で資産運用を始める時は、どちらで始めるかを先に選択する必要があります。投資初心者の方で、元本を割るリスクを少なくしたいという方はつみたてNISAがおすすめです。

ジュニアNISAは2024年に終了

NISAには、一般NISA・つみたてNISAの他に「ジュニアNISA」があります。

ジュニアNISAは、子供の教育資金や、将来の出費のために貯蓄する代わりに資産運用をするための非課税制度で、年間80万円までの非課税枠が設けられています。

利用対象者は、0〜19歳の日本居住者なので、20歳未満の子供がいる家庭の方はジュニアNISAも利用することができます。

ただ、ジュニアNISAは、お子様が18歳になるまで払い出しができないという点と、2024年に新NISA制度に変更になるタイミングで廃止されるため、2024年以降はジュニアNISAは利用できません。

2024年に一般NISAは新NISAに切り替わる

2024年に今の一般NISAは新NISAへと切り替わります。

新NISAは、非課税枠が2階建てとなっていて、

1階部分は年間20万円まで、2階部分は年間102万円までの非課税枠が設けられているので、最大で年間122万円の非課税枠を利用できます。

1階部分と2階部分の何が違うかというと、非課税枠を利用して購入できる商品が違います。

1階部分は、つみたてNISAと同じ、「金融庁の基準を満たした投資信託・ETF」のみが対象となっていて、2階部分は、一般NISAと同じ「上場株式・投資信託・ETF・REIT」が対象商品となっています。

リスクの少ない安定運用部分の非課税枠を多くすることで資産が減るリスクを分散しながら、上場株式などハイリスク・ハイリターンの商品も組み合わせてポートフォリオを組む形に変更になりました。

一般NISAと新NISAの比較表

一般NISA新NISA
非課税枠年間120万円1階部分 : 年間20万円まで
2階部分 : 年間102万円まで
非課税期間5年間5年間
商品上場株式・投資信託・ETF・REIT1階部分 : 金融庁の基準を満たした投資信託・ETF
2階部分 : 上場株式・投資信託・ETF・REIT

NISAで失敗しないコツ

NISAで失敗しないコツ

NISAで利益が非課税になるといっても、何も知らずにNISAを始めて失敗しては意味がありません。

NISAで損を出さないように、運用をする際のコツを3つ紹介します。

①長期投資で運用する

資産運用を始めたばかりの方は慣れないかもしれませんが、NISAで株式や投資信託を購入すると、相場が暴落などで大きく下落した時に、資産が減ってしまうことがあります。

リーマンショックやチャイナショックなど、10年単位で相場が暴落していますが、その後、アベノミクスや金融緩和で株価は復活しています。

長期的に見れば経済が成長すると株価は上昇していくため、その時々で得した、損したと判断するのではなく、株価が上がっても下がってもコツコツ積立を継続することが大切です。

下がった時こそチャンスだと思って買い増しできるくらいの気持ちで長期投資をするように心がけましょう。

②複利の効果を利用する

投資は長期投資がなぜおすすめなのかというと「複利でお金が増える」からです。

複利とは、年間で受け取る配当金や値上がり益を現金化するのではなく、さらに再投資に回すことで、元本が増え、配当金や値上がり益にもさらに利息がつくため、資産の増加を加速させてくれます。

なので、配当金が出たり、株価が値上がりして利益が出たとしても、すぐにお金を引き出して使ってしまうのではなく、全て再投資に回すことで複利の効果を最大限に利用することができます。

大きな出費があってお金が必要になった時は無理して投資する必要はありませんが、基本的には投資したお金は運用し続ける、余裕資金があれば追加で投資するというスタンスで資産運用するように心がけましょう。

③つみたてNISAで毎月積立投資をする

投資初心者の方は、NISAで失敗しないために、つみたてNISAで毎月積立投資することをおすすめします。

一般NISAの場合、年間の非課税枠が120万円になっていて、非課税期間は5年しかありません。

月に計算すると10万円も投資資金に回す必要があるので、負担も大きく、5年間毎月10万円を投資に回すのは難しいという方も多いと思います。

つみたてNISAの場合だと、年間の非課税枠は40万円で、期間は20年間設定されていますので、月3万円程度をつみたてることで、20年間非課税枠を活用しながら投資し続けることができます。

2024年にNISA制度が変更されますが、変更後はつみたてNISAの期間が最大25年と、5年間伸び、非課税枠が最大1,000万円まで増えるので、さらに効率よく資産運用することができるようになります。

また、一般NISAとつみたてNISAでは選べる商品が異なり、つみたてNISAはリスクの高い商品が選べないようになっているので、元本割れするリスクを抑えることができます。

つみたてNISAは証券会社によってはクレジットカード支払いで毎月積立することができます。
証券会社によって提携しているクレジットカードは違うので、クレジットカードで積立したい方は証券会社ごとのクレカ支払いできるクレジットカードの種類を確認しましょう。
クレジットカードによっては積立した金額分のポイントが貯まるものもあり、還元率が高いクレジットカードを選ぶとよりお得です。
クレジットカードを持っていないと言う人は、つみたてNISAを始める前におすすめのクレジットカードを作っておくと良いでしょう。

NISA口座選びのポイント

証券口座画像

NISA口座は証券口座や金融機関の口座で開設することができますが、証券会社によって商品数や手数料が異なったり、条件が変わってきます。

主要ネット証券の、

  • 手数料
  • 投資信託取扱数
  • IPO取扱社数
  • 外国株式取扱

の比較表を各社の特徴を比較しました。

NISA口座の株式売買手数料に関しては、主要ネット証券5社は全て無料となっていますが、投資信託の取扱本数や、一般NISA口座で申し込みできるIPOの取扱数を見ると、SBI証券がどちらの取り扱いも一番多いことがわかります。

証券会社株式売買手数料投資信託取扱数IPO取扱数外国株式取扱
SBI証券無料約2,600本(つみたてNISA172本)85社(うち15社が主幹事)
楽天証券無料約2,600本(つみたてNISA159本)なし
マネックス証券無料約1,150本50社
松井証券無料約1,400本(つみたてNISA170本)18社×
auカブコム証券無料約1,300本17社×

主要ネット証券5社では、NISA口座での株式売買手数料は全て無料になっているので、手数料負担はありません。

投資信託の販売手数料は、無料のものが多いですが、一部有料のものあるので、購入前に確認するようにしましょう。

証券会社によって選べる投資信託の本数や種類は違いますので、興味がある銘柄がある場合は、その銘柄を取り扱っている証券会社でNISA口座を開設するのがおすすめです。

NISA口座の人気ランキング

証券会社でNISA口座を開設した人にインターネット調査でアンケートを行い、多かった順番にランキング形式で紹介します。

また、その証券口座を開設した理由もアンケート調査しているので、開設前に参考にしてください。

アンケート結果

<調査概要>
調査運営 : お金のくふう編集部
調査方法 : WEBアンケート
調査媒体 : クラウドワークス
調査目的 : NISA口座を開設した証券会社と選んだ理由
調査実施期間 : 2021年5月5日〜2021年5月12日
調査対象者 : 20代〜40代の男女
有効回答数: 200名

1位 楽天証券

楽天証券トップページ

楽天証券のメリット

  • 楽天ポイントが貯まり、ポイントで積み立てもできる
  • つみたてNISAを楽天カード決済でできる
  • 株式の売買手数料が無料
  • 最低積み立て金額100円から

楽天証券を選んだ理由

楽天証券を選んだのは楽天ポイントが貯まるからです。
クレジットカードは楽天カード、買い物やホテル予約も楽天トラベルで済ませるので、ポイントが月に何百、何千とついています。証券会社も楽天にして一元化することで効率よくポイントが貯まるため、楽天証券を選びました。
また、手数料が低いのも魅力でした。投資信託の取引手数料が0円という点に惹かれました。SBI証券も同じくらいの条件で悩みましたが、やはり最初に述べた通り他の楽天グループと連携し、ポイントが貯まるところが決め手でした。

楽天ポイントを貯めやすいこと、楽天銀行とマネーブリッジすることで他のメガバンクよりいい金利になるため。

元々楽天銀行の口座を持っていたので楽天証券で取引を始めた。最初は特定口座を使っていたがNISA口座を開設するにあたって同じ証券会社で作った方が管理がしやすいと思ったから。

楽天証券だと、株の取り引きの他に楽天のポイントで投資信託の積み立てができるので、NISAも一緒の証券会社のほうが管理しやすいと思ったから。

購入手数料が低いこととアメリカ株の個別銘柄が数多く取り扱いがあるからです。

楽天証券を選んだ理由は「ポイントを使える」からです。買い物やスマホ支払いなどで貯まった楽天ポイントを利用して、株を購入することができるので楽天証券を選びました。家計のお金を出さなくても株が買えるのはとても良いです。

ネットショッピング等で貯めた楽天ポイントを国内株式に充てることができ、クレジットカード決済で積立金額100円に付き1ポイント貯まるのが魅力だからです。また大手証券口座なので取扱している商品も豊富だからです。

アンケート回答者の半数が楽天証券という結果になりました。つみたてによって楽天ポイントが貯まり、他のサービスで貯まった楽天ポイントを投資に回せるなど、楽天独自の様々なサービスを展開していて、それぞれで貯まる楽天ポイントを利用できるからという回答が多かったです。

2位 SBI証券

SBI証券トップページ

SBI証券のメリット

  • ネット証券のIPO取扱数NO.1
  • 主要ネット証券の口座開設数NO.1
  • つみたてNISAの取扱商品数NO.1
  • 保有残高に応じてTポイントがもらえる

SBI証券を選んだ理由

NISA口座を開設にあたり、ブログやYouTubeの動画などの説明を参考にして決めました。決め手は住信SBI銀行の口座を持っていたことも大きかったです。

もともと個別株式の投資をこの証券会社で取引していたこと、また、NISAで投資信託を利用したかったが、その取扱種類が豊富であったため。

NISA枠で投資できる商品が豊富にある点(国内株、米国株、投資信託等)と、他の証券会社よりも使い勝手が良さそうなイメージと、SBI証券でNISA口座を開設するとIPOチャレンジポイントが貰えたのでSBI証券でNISA口座を開設しました。

第一にネット銀行で開設しようと考えていました。24時間対応しているのが良いと思っていたからです。また、証券会社と銀行が連動していれば利益が手数料なく銀行に振り込まれるため、連動していることも条件だと思っていました。そんな中調べたところ、SBI証券は一番人気だったことと、手数料も安く、取り扱っている銘柄も多かったので、SBI証券を選びました。

SBI証券は業界最大手で手数料が安く取り揃えている投資信託の種類が豊富でノーロード型で信託手数料も他の証券会社よりもお得だったから。また、入金や出金できる金融機関も多く手数料かからないから。

SBI証券でNISA口座を開設した方は、ネット証券で業界最大手だからという理由が最も多く、投資信託の取り扱い商品が多い、住信SBI銀行もあるから入金・出金の手数料が安いからという声も多かったです。また、IPOの数が多いからという回答もあり、つみたて以外にもIPOに興味がある方の口座開設した方もいました。

3位 松井証券

松井証券のメリット

  • 電話・メールでのサポート体制が充実
  • つみたてNISAの取扱商品数170本
  • 投信アプリで資産状況をすぐに確認できる

松井証券を選んだ理由

もともと松井証券で取引があり口座開設までスムーズできたのが大きな理由ですが、金融商品も多く投資の幅も広がり楽しくためられます。

松井証券で株や先物オプション、FXの口座をもっていますので、資金の移動なども便利な為、NISA口座もこちらで作りました。

株式取引の際の手数料、投資信託に伴う購入の際の手数料、IPO銘柄の売買手数料、いずれも0円なので大変お得だから。

松井証券では、NISAでの日本株の売買手数料が無料なので、その点に魅力を感じて、口座を開設しました。また、証券会社として歴史があり、利用する上で安心感があるのも選んだ理由の一つです。

取引手数料や購入時の手数料などの各種手数料がずっと無料で取引ができ、投資銘柄のラインナップも豊富で、株取引に不安な場合でも専門知識を有するオペレーターによるアドバイスを受けられるので初心者向けだと思ったからです。

松井証券でNISA口座を開設した方は、老舗の証券会社で安心感があること、もともと松井証券の口座で株取引をしているという方が多かったです。NISA口座を開設しても、つみたてNISAではなく、一般NISAで上場株式の売買をしている方が多かったです。

4位 マネックス証券

マネックス証券トップページ

マネックス証券のメリット

  • 投信取扱本数150本以上
  • 100円からつみたて投資ができる
  • amazonギフト券などと交換できるマネックスポイントが貯まる

マネックス証券を選んだ理由

有名な証券会社だから。NISA口座を開設する前から証券口座でマネックス証券を利用していたからそのままNISA口座も開設した。

2010年にマネックス証券で口座を開設して以来、ずっとマネックス証券で株式取引をしているため、自然の流れで開設した。チャート画面や発注画面を見慣れているため、他の証券会社は選択肢にならなかった。

会社としては良い意味で古く実績があり、商品やサービス内容も派手さが無く手堅い印象があり、信頼できると判断しました。

マネックス証券も、松井証券と同じように、証券会社としての古くからの実績があり、もともとマネックス証券で株の取引をしている人が、NISA口座も開設しているという回答がほとんどでした。

5位 野村證券

野村證券トップページ

野村證券のメリット

  • 店頭窓口でサポートが受けられる
  • 国内証券会社最大手で安心
  • 厳選7ファンドから選べてシンプルでわかりやすい
  • 最低1,000円から積み立てできる

野村證券を選んだ理由

コールセンターの対応が非常に丁寧で、今流行りのNISAに入らないかという情報をいただき、私でもできそうな気がしたため、この度開設に至りました。

身内が野村證券で口座を開設していたので、自分も野村證券を選びました。大手だし、安心かなと思ったからです。紹介してもらい、店頭で説明を聞きながら開設しました。

普段から、野村證券とは取引をしていたことや、業界最大手で、つぶれる可能性が低く、将来的にも安心して運用できると思ったから。

野村證券でNISA口座を開設した方は、業界最大手でコールセンターのサポートが丁寧、対面証券なので店頭で説明してもらえるからという理由がほとんどでした。対面で直接説明を聞きながら口座を開設したいという方は野村證券など大手の総合証券で口座開設すると良いでしょう。

【2023年】つみたてNISAの人気の銘柄ランキング

各証券会社では、一般NISA、つみたてNISAを利用して購入された投資信託のランキングを定期的に更新してくれています。

ここでは、ネット証券大手のSBI証券と楽天証券のつみたてNISAの銘柄ランキングを紹介しますので、銘柄選びの参考にしてください。

SBI証券のつみたてNISA積立件数ランキング

順位銘柄ノーロード(手数料無料)
1位SBI-SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
2位ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
3位三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
4位三菱UFJ国際-eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
5位レオス-ひふみプラス
6位三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
7位三井住友DS-グローバルAIファンド(為替ヘッジあり予想分配金提示型)
8位ニッセイ-ニッセイ日経225インデックスファンド
9位三菱UFJ国際-eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
10位大和-iFreeレバレッジ NASDAQ100

楽天証券のつみたてNISA積立件数ランキング

順位銘柄ノーロード(手数料無料)
1位eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
2位eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー
3位楽天・全米株式インデックス・ファンド
4位楽天・全世界株式インデックス・ファンド
5位eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
6位eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
7位iFreeレバレッジ NASDAQ100
8位eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
9位<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
10位eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

SBI証券、楽天証券共につみたてNISAで一番人気の銘柄は、アメリカの主要指数であるS&P500に連動したインデックスファンドでした。

その他では、SBI証券で購入できる「ひふみプラス」や、楽天証券で購入できる「楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド)」はSNSで口コミを見ても好評で、有名投資家がおすすめしているので人気が高いです。

NISAに関するQ&A

NISAは源泉徴収や確定申告は必要ですか?

NISA口座は非課税枠内で出た利益は全て非課税なので確定申告は必要ありません。

ただし、非課税期間が終了してから、課税口座に移行した場合、証券口座の種類のよっては確定申告が必要になります。

証券口座は「一般口座」「特定口座(源泉徴収なし)」「特定口座(源泉徴収あり)」の3種類あり、「特定口座(源泉徴収あり)」を選択すると、源泉徴収などは全て証券会社が代わりに行ってくれるため、確定申告は原則不要です。

もし、複数の口座を持っていて、利益が出ている口座と損失が出ている口座がある場合は、確定申告することで損益通算ができます。(NISA口座は損益通算できません。)

一般NISAから新NISAへロールオーバーすることはできますか?

一般NISAで運用している資金を、2024年に新NISA制度に変わった時に、新NISAにロールオーバーすることは可能です。

ただ、一点注意が必要なのは、一般NISAから新NISAへロールオーバーされる際、「簿価(取得価格)」ではなく、「時価(評価額)」になるため、一般NISAで利益が出ていた分は、新NISAの非課税枠として扱われてしまうということは知っておきましょう。

NISA口座を他の証券口座に変更することはできますか?

NISA口座の金融機関を変更することは可能です。

ただし、該当年の1月以降に旧NISA口座で株や投資信託の売買をしていた場合は、その年に変更することはできず、翌年に変更することになります。

NISA口座を複数作ることは可能ですか?

NISA口座は一つしか作ることができないので、どこかの証券口座でNISA口座を持っている場合、他の証券会社でNISA口座を開設しようと思っても、審査に落ちて開設することができません。

証券会社を変更してNISA口座も移したいという場合は、NISA口座を変更する必要があります。

一般NISAとつみたてNISAはどちらを選べばいいですか?

一般NISAとつみたてNISAの違いを紹介してきましたが、多くの方はつみたてNISAで長期間低リスクで積立することをおすすめします。

一般NISAの場合、非課税の枠の合計が最大600万円と少ないのと、上場株式など、損失がでるリスクが高い商品もあるので、株式投資に興味がある方にはおすすめですが、コツコツ資産運用をしたいという投資初心者の方はおすすめできません。

関連記事

・SBI証券の評判は?口座開設数NO.1の人気証券の口コミを紹介
・楽天証券の評判は?口座開設からMarketSpeed2の使い方まで全て解説
・【2023年】ネット証券のおすすめランキング!口座開設数や口コミを徹底比較
・マネックス証券の評判は?アンケート調査して分かった悪い口コミも紹介
・松井証券の評判は?老舗ネット証券を選んだ人の口コミを紹介

目次